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発売直前!『モノクローム』全曲解説

01.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン / Fly Me To The Moon <iTunes Store ジャズ・シングルチャート1位>
1954年に作られ、現在まで多くのシンガーにカヴァーされている名曲。中でも60年代にフランク・シナトラが唄ったヴァージョンは、世界的に大ヒットした。またこのテープはアポロ10号に持ち込まれ、月面上でオンエアされた最初の曲としても知られている。

*Emi
YouTubeでストリート・ミュージシャンがこの曲を演奏するのを見て、この曲が新しいスタイルやテンポでも演奏できるという点が気に入りました。モダンにも、ユニヴァーサルにもなるという可能性にドキドキしたんです。

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02.ムーン・リバー / Moon River
1961年に作詞ジョニー・マーサー・作曲ヘンリー・マンシーニによって作られた曲。同年に公開された映画『ティファニーで朝食を』の主題歌であり、主演女優のオードリー・ヘプバーンが歌った。同年のアカデミー歌曲賞を受賞している。また、グラミー賞では最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀編曲賞の3部門を受賞した。

*Emi
私にはこの曲は夢を追って都会に出てきた女の子の相反する気持ちを歌っていると感じられて、それは私自身にも共通しています。日々の絶え間なく続くいさかいの中にあっても、夢と希望を見失わない人、その気持ちの大切さを歌っているのだと思います。エリック·クラプトンによるバージョンも好きで、何度も聞きました。

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03.アイド・ラザー・ゴー・ブラインド / I’d Rather Go Blind
1968年にR&Bシンガーのエタ・ジェイムスがリリースしたブルース/ソウルのクラシック。元々はシングル「Tell Mama」のB面に収録され、ビルボードR&Bチャートの10位を記録した。2008年の映画「キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語」ではエタを演じたビヨンセが歌い再びヒットした。

*Emi
失恋からの嫉妬、自分の気持ちを諦めるつらさはすべての女性に共通しています。そして私はこの曲のメロディーがとても好きなんです。(映画「キャデラック・レコード」のビヨンセのバージョンも!)この曲を歌うことは、自分らしく歌うことへの刺激的な挑戦になりました。

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04.イフ・アイ・シンク・オブ・ユー / If I Think Of You
エミ・マイヤーによる作詞作曲のオリジナル新曲。彼女らしい懐かしくも美しいメロディと、他のスタンダードと比べても遜色のないクオリティのバラード。

*Emi
私は、もう会えなくなった親友についてこの曲を書きました。私たちはそうすべきじゃなかったのか、何かもっと出来る事があったんじゃないか、と思いを巡らしながら。

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05.チーク・トゥ・チーク / Cheek To Cheek
1935年に公開されたミュージカル映画「トップ・ハット」でフレッド・アステアが歌い、ジンジャー・ロジャースと踊るシーンが有名。2014年にはトニーベネットとレディ・ガガのデュエット・アルバムがグラミーにノミネートされ、ビルボードチャート1位の大ヒットを記録した。

*Emi
私はこのジャズ・アルバムの為に、もう一曲アップビートの曲が欲しかったんです。それには思わず踊りたくなったり、前向きな幸せな気分にさせてくれるこの曲がぴったりでした。

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06.スマイル / Smile <iTunes Store ジャズ・シングルチャート1位>
1936年の映画『モダン・タイムス』で使用されたインストゥメンタルで、チャップリン自身が作曲した。1954年にジョン・ターナーとジェフリー・パーソンズが歌詞とタイトルを加えている。最初ナット・キング・コールによって歌われ、1954年にチャートインしている。

*Emi
わずかな言葉で綴られたシンプルな歌だけれど、とても強いメッセージを持っています。懐かしいメロディだけれど、今も幅広い世代にメッセージを送り続けています。

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07.ムーンライト・セレナーデ / Moonlight Serenade <セイコー CM「Seiko Clock Orchestra 演奏篇」使用曲のアルバムヴァージョン>
1939年にトロンボーン奏者のグレン・ミラーにより作曲されたスウィング・ジャズの代表曲のひとつであり、グレン・ミラー楽団のバンドテーマとなっている。代表的なジャズのスタンダード・ナンバーのひとつ。

*Emi
多くの人は、この曲に歌詞が存在することを知らないのかもしれません。CMに出演する前に、カーリー·サイモンのヴァージョンを聴きました。夜、窓辺の下で恋人を想う歌、セレナーデを想像させます。

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08.マイ・ファニー・ヴァレンタイン / My Funny Valentine
1937年にリチャード・ロジャースとロレンツ・ハートにより作詞・作曲され、ミュージカル『ベイブス・イン・アームス』で発表された。チェット・ベイカーのヴォーカル・ヴァージョンやマイルス・ディヴィスなど数々の名演が知られている、これも代表的なジャズ・スタンダード。

*Emi
私は最近まで、この歌の意味を理解できていなかったのかもしれません。この歌詞は、さまざまな解釈することができ、愛し合う人々がその欠点も含めて、お互いをどう思うかが描かれている点が好きになりました。

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09.モノクローム / Monochrome
*今作の共同プロデューサーであり、ピアニストのエリック・レニーニが作曲、エミ・マイヤーが作詞を手がけた新曲にしてスタンダードな雰囲気を漂わすアルバム・タイトル曲。

*Emi
これはとてもエリックらしい曲です。美しくて忘れられないメロディー、哀愁をただよわせたムーディな曲。非常にサウダージな郷愁を誘う曲。モノクロームの世界、ノスタルジックな時代の恋人たちを想いながら、古いボサノバを書いているかのように、歌詞を書きました。

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10.ホーム / Home

2005年にカナダのシンガー・ソングライター、マイケル・ブーブレがリリースし、ビルボードのアダルト・コンテンポラリー・チャート1位を獲得した大ヒット曲。マイケル・ブーブレは今までにグラミーを4回受賞、アルバムは4作連続で全米チャート初登場1位に輝くポップス界のスーパースターで、今年の2月に武道館で初来日公演を行った。また2008年にはカントリー・シンガーのブレイク・シェルトンが同曲をカバーし、ビルボードのカントリー・シングル・チャートでも1位を獲得している。

*Emi
「近代のスタンダード」の可能性があるかも?そして歌詞でパリのことも歌っているので、このアルバムのボーナス・トラック的にいいかな?と思いレコーディングしました。

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11.この素晴らしき世界 / What A Wonderful World
1968年にルイ・アームストロングの歌でヒットした永遠の名曲。作詞・作曲のG・ダグラスはベトナム戦争を嘆き、平和な世界を夢見て、この曲を書いたという。1987年の映画「グッドモーニング、ベトナム」でも使われ、リバイバルヒットしている。

*Emi
私はルイ·アームストロングの演奏が好きですし、彼の声はまるでトランペットのようです(笑)。そして私がシンガーとして歌い始めたとき、最初にカヴァーした一曲です。彼の歌い方は、おおらかで、私自身のヴォーカル・スタイルを見つけるお手本になってくれたから。

Category: News
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